船橋市議会 2014-12-12
平成26年12月12日文教委員会−12月12日-01号
………………………………………………………………………………………………
13時30分開議
○
委員長(
日色健人) ただいまから、
文教委員会を開く。
……………………………………………
△
着席順について
委員の辞任・
所属変更に伴い、
着席順の
変更することを了承した。
─────────────────
△
審査順序について
審査順序表のとおりと決した。
─────────────────
△傍聴の
申し出について
2名から全部について、2名から順序2について、傍聴の
申し出があり、これを許可した旨、
委員長から報告があった。
─────────────────
[
議案審査]
△議題第12号
船橋市立湊中学校校舎改築工事請負契約の
変更について
[質疑]
なし
……………………………………………
[討論]
◆
金沢和子 委員 【
原案賛成】
原案賛成の立場で討論に参加したい。
今回は、
湊中学校の
校舎改築工事の
請負契約の
変更ということで、
インフレスライド条項の適用という中身になっている。これは反対する中身ではないので賛成をしたいと思うが、この間、
インフレスライド条項の適用の際には、元請の
皆さんだけではなく、さらにその下請の
皆さん、孫請の
皆さんにも適正な賃金が払われるようにということを、ずっと質疑を行ってきた。今回は質疑は行わなかったが、引き続き、現場で働く
皆さんが適正な賃金が得られているかどうかを含めて、現場の管理に配慮いただきたいと要望したい。
……………………………………………
[採決]
全会一致で可決すべきものと決した。
13時35分休憩
─────────────────
13時37分開議
[
陳情審査]
△
陳情第46号
前貝塚町465番地の
市立中学校通学指定校変更に関する
陳情
[説明]
◎
学務課長 手元に配った
学区の地図を参照ください。
前貝塚町465番地は
旭中学校の
通学区域の最南端に位置している。赤い丸印の場所である。
市内中学校では、
小学校と異なり
通学路を指定していないが、
生徒の
登下校の事故を防止するために、交通安全及び防犯上の観点から、なるべく広く
交通量の少ない安全な道路を選んで
通学に使うよう
生徒に指導しており、その道路を
通学経路としている。
通学経路は地図の青い線で示された
ルートになる。
陳情の中で示された
ルートとは異なるのだが、
マンションを出て南に向かい、
信号機のある
横断歩道を西側に横断し、少し進む。
丁字路を南に向かい、
塚田小の
通学路を
西方面に進み、
東武野田線の踏切を渡って塚田駅西口まで出る。
塚田駅前を
北方面に向かい、
長津川沿いに沿った
公園通りをさらに北へ向かい、
県立船橋啓明高等学校を抜け
旭中学校に行く片道2.4キロとなっている。
船橋では
中学校の
通学距離の基準をおおむね4キロとしているが、その範囲内となっている。
教育委員会の職員が、
生徒の
部活動後の
下校時刻、午後5時に
旭中学校の校門を出て、
前貝塚町465番地まで歩き、下校時間帯の
通学経路を調査した。民家が多く立ち並んだ
住宅街や
人通りの多い
塚田駅前、また
住宅街を経て、
マンションに午後5時29分に到着した。
通学の時間は大人の足で、今回29分。中学生であれば35分程度かなと考えている。
通学経路には
防犯灯が
一定間隔で設置されていた。駅からの
人通りもあり、防犯上、特に問題のある
危険箇所はないと認識している。
また、
教育委員会では基準を定め、
指定校よりも
希望校の距離が明らかに近い場合や、希望する
部活動がない場合に、
指定校の
変更を認めている。しかし、
希望校が
教室不足の状況にある場合には、
教育環境への影響を考慮し、
変更を認めていないということになっている。
船橋中学校では、
学区内での大規模な
宅地開発に伴い、
生徒数が増加している。平成24年度から、
通学指定校変更に係る
普通教室数に
余裕がない
学校に指定している。平成26年度の児童
生徒推計においても、
船橋中学校は平成27年度に33学級を有する
過大規模校になり、
余裕教室数もゼロになることが見込まれている。
このたびの
陳情では、
前貝塚町465番地のみ
学区変更または
選択区域の設定ということで出されているが、
前貝塚町の465番地周辺、黄色く塗られている部分だが、そこも、現在
塚田小学校あるいは
夏見台小学校に通う
選択学区となっている
地域がある。
船橋中学校への
学区変更については、以前、黄色く塗られている部分からの方からも要望が出ており、このたびの
陳情のように
前貝塚町465番地のみの
変更ということに関しては困難であると考えている。
前貝塚町465番地の
夏見台小へ
通学している児童は、現在、1年生から6年生までの21名、
周辺地域を含めると、全体で91名となっている。また、ほかに、
塚田小学校を選択して通っている児童が全体で148名いる。この
地域を
選択学区に指定した場合、そういった児童も
船橋中学校を希望して
船橋中学校への進学ということになれば、今後の推計に加えてさらにたくさんの
生徒数の増加が見込まれてしまう状況である。したがって、
船橋中学校への
学区変更及び
選択地域の設定は現状では困難と考えている。
……………………………………………
[質疑]
◆
朝倉幹晴 委員 私も
行田中学校区で、
塚田公民館管区にいるので、大体の地理はわかるので、
陳情者の言われている
陳情には
説得力があると思う。
まず前提として聞きたいのは、
学区審議会の
開催頻度、あるいはどういう流れで
学区審議会を経て
学区変更が決められているか。
◎
学務課長 学区審議会に関しては、
通学区域の規則に関するものにおいて
審議をしている。
通学区域であるその内容、その
通学区域そのものをどう扱ったらいいかと。
変更等が必要なのではないかということの状況が持ち上がったときに、その都度、
審議をしている。
◆
朝倉幹晴 委員 開かれて
変更があった場合、あるいは開かれたけれど
変更がなかった場合も含めて、直近で、いつ開かれて、どういう議論がなされて、どういう決定がなされたか。
◎
学務課長 最も最近は、先月、11月に開かれた。そこでは、
丸山地区、丸山1丁目の部分を、
法典東小学校、
丸山小学校にかかわるところなのだが、従前は
法典東小学校への
通学区域ということでやっていが、
丸山小学校も選択できるようにということでの、
選択学区に指定するという内容のもの等やった。
◆
朝倉幹晴 委員 それでは、今回の
陳情の内容についても、俎上にはのっけられるものなのか。
◎
学務課長 今回は
審議会に諮る予定はない。諮っていない。
◆
朝倉幹晴 委員 きょうの議論も含めていろいろ考えると思うが、現時点でという意味だね。今後の検討の内容によっては、当然、
学区審議会にかかる
可能性も否定はできないね。
◎
学務課長 そうである。
◆
斉藤誠 委員 来年度が33学級という予定で、
余裕教室ゼロということなのだが、今年度はあきはあるのか。
◎
学務課長 現在、26年度においては、30学級で展開しているので、
余裕教室が3と把握している。
◆
斉藤誠 委員 そうすると、来年度いきなり3
教室が埋まっちゃうのだが、その要因はやっぱり近隣に、イオンの近くに大きな
マンションができたけれども、その影響が大きいのか。
◎
学務課長 当然、規模が大きな開発でもあり、ここ数年、徐々に
生徒数もふえている。当然、今、
委員が言ったような要因も、大きく含まれていると思ってる。
◆
斉藤誠 委員 数字で聞きたい。
当該マンションの250名の方から
陳情が出ている。地図を見ると、
船橋中学校と
旭中学校の
等距離を考えると、大体1.85キロの距離になると思う。そうすると、この
マンションの部分だけ、例えば
学区を
変更するということは、なかなかほかの、
等距離の中で、例えばもっと、ここで言うと
前貝塚のこの
学区のエリアの、
南西部が
前貝塚だけど、こういう方からも当然、うちも、では
船橋中学校へ行きたいんだという話になってくると思うので、
公平性の観点からいろいろ考えなきゃいけないと思うが、
等距離が1.85キロなのである。その1.85キロの距離内の中で、
船橋中学校に通いたいという
お子さんがいると想定した場合のことを聞きたい。この
マンションの方と、いわゆる
南西部の
前貝塚の方々の
生徒がいると思うのだが、例えば来年度以降、27年度から31年度、5年程度の推計を聞きたい。
当該マンションが、例えば今、6年生が何名いて、
前貝塚の
地域が何名いて、合計何名になって、そういう
人たちが
船橋中学校に来るとプラス何名になっちゃうんだよという、その辺を教えてほしい。
◎
学務課長 1.85キロというところでぴったりというわけにはいかないが、今、
委員の言った内容を加味すると、
前貝塚町ということで、そういう数字であれば持ち合わせているので、
前貝塚町にいうことで述べる。
12月3日現在、6年生が8名。来年度の小学6年生が10名。
再来年度が14名。その次が12名。そして次が16名ということになっている。
◆
斉藤誠 委員 私の聞き方が悪かったが、内訳。それは多分、
マンションの
生徒と、いわゆる
前貝塚地域の方のトータルの
生徒の人数だと思うが、例えば、27年度は8名、28年度が10、29年度が14、30年度が12、31年度が16だけれども、そのうちの、この
陳情が出ている
マンションの
生徒の数を教えてほしい。
◎
学務課長 今年度が2名、平成27年度、来年が3名、その次が2名、そして次が3名、そして4名となっている。
◆
斉藤誠 委員 そうすると、27年度以降、この、いわゆる私が言った
地域の
お子さんは、もし
船橋中学校に来るとなると、人数がふえていく傾向にあると思うが、この
お子さんたちを
船橋中学校のほうに、例えば
選択地域と仮にした場合に、受け入れることはやはり難しいか。さっきの
余裕教室の、もう33学級でいっぱいだという話になると。どうなのか。
◎
学務課長 個別な、この
マンションのみという人数ということになってくると、まあ1桁で、2名だったり3名だったりで、その年々あるかと思うが、先ほど述べた、その周辺の部分も付随して考えなければいけないという現状の中からいくと、
船橋中学校へ進学をしてもらうということは非常に、
教室不足等も、状況も鑑み、困難だと考えている。
◆
金沢和子 委員 陳情の文書は読んでるんだよね。それなのに、どうして
陳情者の方が通ってる
ルートを通って、防犯上問題があるかないかを確認しないのか。今、
通学路の指定はないと言ったわけだから、どこを通ったっていいわけであろう。ところが、先ほどの
学務課の説明は、
陳情者が通ってる
ルートの調査ではなく、
旭中学校への
通学経路の調査をして、防犯上の問題がないと言っている。どこを通ってもいいんだったら、なぜ、
陳情者が言ってる
ルートの防犯上の問題を確認しなかったのか。
◎
学務課長 実際に通常に通う
ルートを想定してみた場合、距離的なことも考えてみた。
陳情者の方の
ルートだと、一旦、
バス通りに出てぐっと回り込んでということであったので、それよりも実際、毎日の
通学経路として用いるのには適切ではないかなという判断の中で、先ほどの経路で示した。
◆
金沢和子 委員 それだと、困ってる人の困ってる実態、わからないじゃないか。だから、それならそれでいいよ。
学務課の
皆さんがこれが適切だと思う
ルートを通って、ここなら大丈夫というふうに言うのはわかるけれど、実際に通ってる方たちは、
バス通りのほうを抜けて運動公園から曲がるという
ルートで、全然違う
ルートじゃないか。そっちは何で検証しなかったのかと聞いてる。検証する
必要性を感じなかったということか。
◎
学務課長 必要性を感じなかったと言い切るわけではないんだが、より安全な、あるいは距離的に妥当なということをまず念頭に考え、そこが
通学経路としてふさわしいですよということを考えていたので。
学校等でもいろいろと
通学の指導においては、距離的な部分もそうだし、
安全面もそうだし、そういったことを鑑みて、
生徒には指導しているところである。同様なことで、
教育委員会としても、今言ったような理由をもって、こちらのほうを示したということである。
◆
金沢和子 委員 困ってると言って
陳情を出してくる方の困り感がどこにあるのかというのを、ちゃんと調査すべきだと思う。こっちのほうが安全で、こっちを通れというふうに指導しなくてもいいわけだろう。さっきの説明だと、
通学路の指定はしてないと言ってるんだから。それは、
学校が、
通学されてる
お子さんや
保護者に、こっちのほうがいいんじゃないですかと紹介する程度の話であって、議会に出された
陳情で
学務課が説明をするに当たって、何で
陳情者の説明のとおりの道を検証しないのかというのはすごく疑問なので。まあどういう道を勧奨するのかというのはあってもいいと思うが、まず、困ってると言っているんだから、そこをちゃんと調査しないとだめじゃないのかなと思うので、それは今後ぜひ検討してください。安全だという検証はしてもいいと思う。でも、困ってると言ってるんだから、そこをちゃんと調べないとだめだと思う。それは改善をしてください。
先ほど、
小学校と
中学校では
選択制が異なるという話を聞いた。確認である。この
地域の
子供たちは、
夏見台小でも
塚田小学校でも、
小学校は行かれる。ところが
中学校はだめになっているということで、
中学校は
余裕教室云々の話があって、先ほど聞いたら3
教室あいている。3
教室があいてて、それがいっぱいになっちゃうという根拠が、さっきの説明だとよくわからない。もちろん想定はできるけれど、先ほど、
前貝塚で、91名とか148名という話があったけど、その
子たちがみんな船中に行きたいかどうかなんていうのは、別に希望をとったり確認をしたりしてるわけではないであろう。要するに、船中でも旭中でも、前だったら、前、
選択制の
地域だから、ここは。選べる子がこれだけの人数いるというだけで、この
子たちがみんな船中に行くという調査をしたわけではないよね。さっきの91名とか148名の中身をもう一回教えてほしい。
◎
学務課長 先ほど説明した
地域にいる児童、もちろん希望をとっているわけではない。ないが、もしそこを
選択地域にしたとき、あるいは
船橋中学校を指定したときという、
最大値で捉えた数字である。
◆
金沢和子 委員 最大値って言ったが、すごく現実と合わない
最大値だと思う。
皆さん、現地を歩かれたからご存じだと思うが、
前貝塚って本当に縦長なのである、きっと。これで見ると、本当、飛び地があるような。実際に、今回の
陳情者が言ってる465番地の北側というのは、
調整池で
住宅地じゃない。それはわかるよね。だから、ここに住宅が張りつく予定はない。じゃあ、そこからさらに西側のほうにずれていくと、昔の
戸建て住宅街なのである。そこに、じゃあ小さい
お子さんのいる家庭が新たに移り住んでくるかというと、恐らく考えにくいと思う。昔からの
戸建て住宅街だから。だから、その
地域でこれ以上、新しい子が入ってくるというのはちょっと考えにくい。
で、さっき言った91名、148名って、もうちょっと多分、塚田駅寄りのほうなんじゃないかと思う。というのは、あの辺、新築の
マンションが多いのである。だから、この465番地の近隣に新築の物件はないんだが、塚田駅方面に行くと新築の物件がふえる。で、そこの
子たちは確かに
選択学区だけれども、実際に旭中のほうが近い
子たちなのである。だから
最大値と言ったときに、その
子たちの住所の内訳を見れば、これが余り確実というか、ざっくりし過ぎてる
最大値だと思う。この
子たちが旭中に行く
可能性があるかどうかというところは、
皆さんは研究してると思うが、どのように見ているのか。
最大値と言っているけど、実際にはどうだと考えているのか。ちょっと、ざっくりし過ぎだと思うが。
◎
学務課長 実際、ここの選択、黄色で示しているところだけれども、
前貝塚町を含めて、以前、
船橋中学校へも通えるようにしてもらえればという要望もあった。そういうことからすると、もし
船橋中学校に行けるのであれば、そちらのほうを選ぶ方も少なからずいるとは考えている。その辺の数字が、じゃあ何人ということに関しては、もちろん調査はしてないので、数としては申し上げられないが、そのように捉えている。
◆
金沢和子 委員 余裕教室がないので指定できなくなったということだと思う。それで、よくわからないんだが、
余裕教室がないということと選択できないということは、どういう関連があるのか。ていうのは、
子供たちにとっては、なるべく近くて安全なところに通うというのは、
教育上の配慮としては当然のことだと思う。そういうことで、
学区の
選択制、どっちの
学校に行ってもいいよというのが、もう普通のことだと思う。で、この
学校に
余裕教室はありませんというのは、それは
学校の都合で、
子供たちの都合じゃないじゃないか。
学校に、
教室に
余裕がないっていって、全然ないかといったら3つもあいてるのに、その
関係性がわからない。
教育上、必要な配慮というのをしないで、
余裕教室がないから、じゃあ選択しちゃだめというのは、どうやって決めるのか。
学区審議会で、この
学校はもう
余裕教室がない、だから
学区としてはここの
学校は選べないというふうに決定をしたということなのか。
◎
学務課長 余裕教室がないということで受け入れられないということを定めるのは、
教育委員会内の基準で定めている。どの
学校でもそうだけれども、
通学区域というものがある。その
学区内に住んでいる
子供たちは、その指定された
学校に行く。そこがまず基準になってくるかなと思う。このたび、
船橋中学校の
通学区域も当然ある。そこの
通学区域から通ってくる
子供たちが増加をして、非常に
過大規模の
学校に、今、なっている。
通学区域の
子供たちが集まっていて、
教育環境そのものも非常に、よりよくしたいわけだけれども、なかなかままならない状況ができつつある。そういった中で、
通学区域じゃないところの
お子さんが、そこに通えるようにするというのは、さらに
教育環境の面でも大きく影響を与えてしまうおそれがある。なので、
教室、
生徒数に
余裕がある場合には、もちろん距離の状況を鑑みながら
変更も認めてきた経緯はあるが、この場合においては、今、
通学区域から通っている
子供たちで既に人数がいっぱいになってしまっているので、
通学区域の
お子さんにはその辺を理解していただいて、お断りをしているということである。
◆
金沢和子 委員 聞き方が悪かった。
余裕教室のない
学校は
選択区域から外すというのは、どこで決めるのか。
◎
学務課長 教育委員会内で基準を定めているので、そこの基準の中に盛り込んでいくようになっている。
◆
金沢和子 委員 つまり
学区審議会とは関係なく、
教育委員会が、ここはもう
余裕教室がないから
選択制から外すという決定をしたということで間違いないか。
◎
学務課長 そこの部分については、
学区審議会等には諮ってはいない。
◆
金沢和子 委員 選択区域の指定というのはどこで決めるのか。この区域はどっちに行ってもいい、ここの区域は選択にしていいというのを決めるのは、
教育委員会か、
学区審議会か。
◎
学務課長 今言った部分だと、
教育委員会で判断をして決めている。
◆
高木あきら
委員 通学路に関し、交通の安全とかいう形で話があったが、
前貝塚町465番の
マンションのところに大きな道路が来ているので、この道路の右と左で、465は右側だよね。普通は
通学区域は何々町とかいうことで仕切っていると思うが、こういうふうに大きな道路とかいうことで交通の云々がなったときに、道路を境目にして
通学の範囲を
変更するとか、そういう手続は可能なのか。
◎
学務課長 手続的なことを考えると、いろんな状況を踏まえて
教育委員会内で決めていくので、その状況に応じた判断がされる部分もあろうかと思う。
今回のここの部分でということで、限定的にということで言ったのなら……。
◆
高木あきら
委員 いえいえ。
◎
学務課長 済みません。
○
委員長(
日色健人) 道路で区切ることができるのかという趣旨ですね。
◆
高木あきら
委員 そういうことである。
○
委員長(
日色健人) 一般的に道路で区切ることができるのかというようなお尋ねだったと思うが。
◎
学務課長 一般的にということだったら、その辺の状況に応じた判断をしてということである。
◆つまがり俊明
委員 学区審議会にのせるかのせないかの
判断基準というのは何なのか。個別というよりは全体的なことを聞きたい。
◎
学務課長 学区が大きく変動するのに、大きな影響を及ぼしてしまうだろうと
教育委員会のほうで判断した場合には、議題として取り上げて行うようにしている。
◆つまがり俊明
委員 学区変更により大きな影響がある場合には、
審議会に諮って検討するということか。
◎
学務課長 そうである。
◆つまがり俊明
委員 過大校として指定されているという話があった。
船橋市内で幾つぐらい、今、
過大校、指定されているのか。
◎
学務課長 一般的に31学級を超えるということだと、
船橋中学校とか
葛飾中学校が挙げられている。
◆つまがり俊明
委員 今、市内では2つの
学校のみと。
中学校については2つだけという理解でいいのか。
◎
学務課長 訂正する。
船橋中学校は今、30なので、次年度、30以上になる。現在、31学級以上の
過大規模校は、小
中学校を合わせて4校である。
◆つまがり俊明
委員 どこの
学校か。
◎
学務課長 葛飾小学校、
法典小学校、
中野木小学校、
葛飾中学校となっている。
◆つまがり俊明
委員 過大校が出た場合に、要するに
教育環境が悪化するというか、余りよろしくないということだと思う。
教育上、どういうような悪影響が出てくるのか。
◎
学務課長 人数がふえると当然、
学級数がふえる。それに伴って、学習あるいは
生徒指導を含めて、使える
余裕のある
教室がなくなってくる。そこでは、普通の
教室とは違う、いろいろな集会も含めた
学習活動ができる
余裕のある
教室がなくなってくるというのが1つ。また、クラスの中の人数がふえていってしまうことで、より目を行き届かせたきめ細かな指導というものをしづらくなってくることが予想される。そういったことが挙げられるかなと思う。
◆
高橋宏 委員 通学路の防犯上の不安を挙げられているが、
陳情の
添付資料にあるこの
ルートだと2.8キロで、今回、
教育委員会が出してきたのが2.4キロで
安全性も高いということなんだと思うが、それを
陳情者の方に説明して、納得いただいたりとか、そういったことはしたのか。
◎
学務課長 陳情を出した方にも、何度か
学務課で会って話はした。
◆
高橋宏 委員 防犯上を挙げているので、その
安全性が高いという説明をして、納得いただけなかった理由は何か。
◎
学務課長 やはり、その道に関して、距離的なこともあったり、より近いところへお望みになっているということもあり、そのように思われたのかなというふうに思うが。
◆
朝倉幹晴 委員 船橋市内の
学区割りのときに、
マンションと
マンションのすぐ近くの
地域が、
学区が違うということ、あると思う。例えば小栗原
小学校区、
葛飾小学校区の境界線で、ルネ西
船橋とルネ西
船橋の周辺の
地域は、やっぱり
学区が違う。これは、こういう認識で大丈夫か。
◎
学務課長 当然、
学区の線引きということでしてはいるが、
マンションも
学区が線引きされた後にいろいろ建ってきたりとか、人数的なものの大きな変動を生じるぐらい大きな
マンションだったりとかということが発生する場合もある。そういった場合には、
学区としての線引きの中に、また
マンション指定とかということで、建物指定ということで、
通学学校を指定しているケースもある。
◆
朝倉幹晴 委員 金沢
委員の議論の中にもあったように、塚田駅周辺の
マンションにふえてる子育て世代というか中学生も含む世代は、比較的、
旭中学校が近いと。しかし、やっぱり坂を上るかどうかというのは非常に大きな要素で、しらゆり保育園の脇の坂の下というか、まあ坂の下か坂の上かで、やはり単純に距離感だけじゃなくて、大きな
通学の困難さ、
通学の労力の差があると思う。だから、坂の上と坂の下で、実際に
選択学区となっていた場合でも、選択が相当変わってくると思う。ちなみに
塚田小と
夏見台小の選択の中で、特に
前貝塚地域において、坂の上と下でそれぞれどちらのほうに行っている傾向があるとか、そこら辺はつかんでいるか。
◎
学務課長 坂を基準にした捉え方の数字は、持ち合わせていない。
○
委員長(
日色健人) 他に発言あるか。
◎
学務課長 1点訂正をしたい。
先ほど31学級以上の
過大規模という
学校、1校抜けていた。坪井
小学校がふえて、そこに入っている。
◆杉川浩
委員 マンションの、この対象者の方は、事前に
教育委員会に相談があったという捉え方でよいのか。
◎
学務課長 そのとおりである。
……………………………………………
[討論]
◆
斉藤誠 委員 【不採択】本当に、
陳情者のこの懸念は、もうそのとおりだなというふうには思っている。思ってはいるけれども、先ほども質問したように、
船橋中学校と
旭中学校の
等距離の観点という部分も、私たち議員としては考えなきゃいけないなという考えを持っている。で、さっき申し上げたとおり、そうなると
前貝塚地域の方も、仮に
選択学区となった場合には対象にしなければならないのかなというふうに思うと、さっき数字で言った、27年度だと、合計、
夏見台小と
塚田小の
生徒の6年生で8名、翌年度が10名、次が14名、次が12名、次が16名と、人数がふえていく傾向にある中で、来年度、
船橋中学校が33学級で
教室がもうあきがないということを考えると、物理的に、今の
船橋中学校区の中でさえもあき
教室がなくなる中で、今の
旭中学校区の今通われている
小学校2校の
生徒を実質的に受け入れることが、現実的にできるのかなというふうな部分をどうしてもちょっと考えざるを得ない。
保護者の方、この
陳情者の方は
保護者の方だと思うが、
通学路の防犯上の不安はもっともだから、その点をもう一度、
教育委員会としてきちっと点検をして、極力、
保護者の方の不安をなくしていただくようにお願いしたい。
なので、この願意というか、「記」の下のところの
学区の
変更、あるいは
選択地域への追加という部分は、今申し上げた観点で物理的にどうしても不可能であると判断したので、大変
陳情者には申しわけないが、不採択の立場をとりたい。申しわけない。
◆
朝倉幹晴 委員 【採択】採択の立場で発言する。
学区というのは、基本的には受け入れられる範囲で
通学の安全をある程度優先にして考えるべきだろうと。
通学の安全、距離である。で、
船橋中学校についても、
前貝塚地区ということでいっても、18名から16名という推移でいくということ。
選択学区にした場合でも。そのときに、やはり先ほど言ったように、実際に塚田駅周辺でふえているところは塚田駅周辺の
マンションが多いだろうと。そうしたときに、そちらの人は
旭中学校も選べるわけだから、そちらを選択する
可能性がある程度、高いとなってくると、そんなに
船橋中学校の
教室を、
余裕教室がなくなってくるとはいっても、まだ各クラスの定員までには達していないと思う。その定員の範囲内で受け入れられるような範囲だと思うので、例えば
前貝塚地区を
選択学区にする。あるいは、もう一つの考え方としては、道路を境に1つの
マンションが単体として
学区が
変更するということは、かつてルネ西
船橋のようにあったので、そういう選択もあり得ると思うので、
陳情者の言うとおりに、
学区の、少なくとも
選択学区については考えるべきじゃないかなと思うので、賛成する。
◆杉川浩
委員 【不採択】不採択の立場で。
陳情者の方の子供に対する気持ちは大変理解できるところだが、希望している
船橋中学校が平成27年度から
過大規模になってしまうということ、
前貝塚町の465番地の地区を
学区に
変更して
生徒を受け入れるのは非常に困難ではないかという現状があるということ、また
教育委員会では、個々の特別な事情があれば
指定校変更について相談を受ける窓口があるということで、それをぜひ利用していただければなということもあるので、不採択とする。
◆
金沢和子 委員 【採択】採択の立場で討論に参加したい。
選択学区にするという考え方というのは、私はとても正しいと思っている。先番議員が、
等距離でという、
中学校と
中学校があって、その
中学校と
中学校の真ん中を1つの
学区の境にして、例えば右側の人はこっち、左側の人はこっちというのは、施設の数が限られている中ではあり得ることだと思う。ただ、機械的にやらないでいるというのを、私は今の
教育委員会のやり方としてはとてもいいこと……確かに真ん中に線を引いて、こっちの人はこっちの
学校、こっちの人はこっちの
学校とやるけれども、その境目には、例えばすごく高い山が、
船橋の場合はないが、高い山があるとか、広い池があるとか、真ん中で線を引いたことが必ずしも現状と合ってないということはあると思う。
先番議員の方が言ってたけど、先ほど言っていた
通学経路、これを例えば実際に歩いたときにどういうことが起きるのかというと、坂道を上がって下って上がっていくのである。で、このイトーピアの中を抜けていくんだが、物すごくわかりにくい、この
住宅街は。1本間違えると通り抜けできなくなっちゃうから。だから、わかりにくいところをわざわざ、ぐるぐる通って、坂道を上がったり下がったりして、はい、で、2.4キロで防犯上問題ありませんって、何か随分ひどい話だなと思った。確かにちょっと遠回りになるが、県道夏見小室線の北部側というのは、若干、歩道があったり、それから交通もあったりする。問題は運動公園から
旭中学校までの、この踏切を渡る通りなのである。ここが危ない。見てないからわからないだろう。見に行ってください、ちゃんと。だから、途中まではいいんである、多分。私は実際、ここを何度か通ったけど、気になるのはやっぱり運動公園から先なのである。だから、どこを通ったっていいのに、わざわざこっちは安全だと、わざわざわかりにくいほうを調査して、そっちを通りなさいみたいな話をして問題ないと言うのは、ちょっと余りにもひどいんじゃないかなというのを、まず、これは改善してほしい。
選択制の
学区の考え方は正しいと思う。だけれども、
学校の都合があって、これも
教育委員会の責任だと思う。
学校をつくれと言ってきているわけでしょ。議会の中でも、
過大規模校は解消しろって。さっき、31と言ったけど、31で
過大規模というのはどうかと思う。30学級以上でいいじゃないか、もう。どんどん
過大規模の基準を上に伸ばしていく。じゃあ、31じゃなく32にするとか、そうすると
過大規模が減るみたいな、実態はそうじゃないじゃないか。30学級以上の
学校、いっぱいある。あ、いっぱいと言うと、ちょっと語弊があるけど。そうやって
教育委員会が
過大規模校の基準を勝手に決めて、この
学校にはもう
選択制を適用しませんって
教育委員会で決めて。それで、その
学区も、じゃあもう、この
学校はいっぱいで入れないから、
選択制の
学区は、ここ、やめるって、それも
教育委員会で決める。あんまりじゃないか。
過大規模なら、ちゃんと
過大規模を解消するように、事前にちゃんと増築もして入れるようにする。で、
選択制の
学区の設置は私は正しいと思うから、それはきちっと維持するために
学校のほうを改善するというのをやったらいいじゃないか。それなのに
子供たちに負担をかけて、
教育委員会が決めて、
教育委員会が指定をして、
子供たちにわざわざ遠い
学校に行かせているんだろう。だったら、せめて危ないと言われているところにきちんと
防犯灯をつけるとか、わざわざ遠いところに行かせるんだから、安全上の配慮をしたっていいじゃないか。私はひどいと思った、本当に。
だから、まずこの
陳情をきちっと私は採択をしたい。で、
教育委員会が
過大規模の基準をどんどん引き上げて、この
学校はもう
選択制しませんというふうに決めるんじゃなくて、選択する
地域を、ちゃんと維持するために、
学校のほうを改善するというのをやるべきだと思う。
◆つまがり俊明
委員 【不採択】不採択の立場で発言する。
保護者の方の
お子さんを思う気持ちは本当にそのとおりだなと思うが、やはり
学校の適正な規模、教師の
皆さんが目が行き届く規模というのはあると思うので、やはり
教育環境の悪化というものは、ほかの
生徒にも非常に大きな影響があると思う。
ただ、願意は、やはり防犯上の対策をということだと思うので、そもそも、どの道路であっても安全であるべきだと思うので、そこは建設部局ともよく話し合って、そのあたりの不安を解消するように、ぜひ努めていただきたい。
あとはやっぱり、
マンションがいついつにできれば、どれぐらいに、要するに
学校が、
教室数がいっぱいになるとか足りなくなるというのは、ある程度予測可能だと思う。だから、そこは前もって、じゃあその期間は、例えばプレハブがいいか悪いかとか、いろいろあるかもしれないけれども、やはり予測と、先手を打っていけば、こういったことは起こらないと思うので、もう少し、対処療法ではなくて、予防的な観点から、
学区と
学校運営については、ぜひ考えていただきたいということを条件として、不採択としたい。
◆
高木あきら
委員 【採択】採択の立場で。
先ほどの議論の中で、
前貝塚町のところが、何か
船橋中学に全部行くようなことみたいな。どうも、今、議論からいったら、決してそうじゃないんじゃないかということが、議論の中身的に。だから、30学級が33ということを
教育委員会の方は数字で並べたけれども、果たしてそうなのかなということが、まず1点目、ある。そういった意味では、その意味で賛成して。
で、万が一ふえる、実際、これに近いようだったら、先ほど僕が質疑の中で言った、道路とか、安全を考える意味で、この465番地のところだけ、道路の境目という形で、ここだけは該当するような形で
船橋中学にするとか、そういった形でもって判断していただきたいということで、私どもは賛成する。
……………………………………………
[採択]
賛成少数で不採択とすべきものと決した。(賛成者・
高木あきら
委員、
金沢和子委員、
朝倉幹晴委員、
高橋宏委員)
なお、
朝倉幹晴委員から、少数意見留保の
申し出があり、
高木あきら
委員・
金沢和子委員・
高橋宏委員の賛成を得て成立した。
<少数意見>
@
学区の選定は、基本的には受け入れられる範囲で
通学の距離や安全をある程度優先して考えるべきである。
前貝塚465番地から現状の
通学校である
旭中学校までの
通学距離は今使っている
通学経路では2.8km(
教育委員会推奨の別経路でも2.4km)、
船橋中学校までは1.2kmであり、
陳情の2項目にある(旭中か
船橋中を選べる)「
選択地域への追加」は、
保護者として当然の願いである。
A
船橋中学校の
教室は、
余裕教室がなくなってくるとは言っても、まだ各クラスの定員までには達しているとは限らない。塚田駅南東側の
前貝塚町地区を
選択学区にしても、
教育委員会推定で今後5年間各年8〜16名が対象であり、かつ駅周辺の坂上の
マンションの中学生は旭中を選ぶ
可能性も高いので、受け入れ可能ではないか。
B また
マンション単体を、別
学区指定した例は小栗原・葛飾小
学区境界地区であり、道路を境に、465番地を
選択学区にすることも可能である。
以上より、
陳情者の言うとおりに、少なくとも
選択学区については考えるべきではないかと思うので、本
陳情を採択すべきである。
──────────────────
委員会審査報告及び
委員長報告の内容については、正副
委員長に一任することとなった。
14時30分休憩
──────────────────
14時45分開議
△
船橋の
教育(
後期教育振興基本計画)(素案)について
[報告]
◎
教育次長 最初におわびをする。昨日、
後期教育振興基本計画の素案の内容に一部誤りが見つかったので、直前になって、議員の皆様に正誤表を送らせていただいた。まことに申しわけなかった。
それでは、内容については、
教育総務課長から説明をさせる。
◎
教育総務課長
教育委員会において現在策定中の
船橋後期教育振興基本計画について、
船橋市政に係る重要な計画の議決等に関する条例第4条の規定に基づき報告する。
事前に配付している「
船橋の
教育(素案)」により説明する。
現在の「
船橋の
教育」は、平成22年4月に策定した。10年間を見据えて、
教育目標などを定めた
教育振興ビジョンと、22年度から26年度までの前期5年間で実施すべき事業計画を策定した
教育振興基本計画の2つから構成されている。今回策定しているのは、この前期5年間が終了するので、27年度から31年度までの後期5年間の
教育振興基本計画を策定するものである。
それでは、内容について簡単に説明する。
4ページ。計画策定の基本的な考え方を示している。
5ページ。前期からの
変更点を示している。
8ページ。ここからが、10年を見据えた
教育振興ビジョンになる。ここに記されてる、
地域の
教育力の向上を図り生涯学習社会を実現することと、社会の中で協調し、自立できる子供を育成すること。この2つが
船橋の
教育目標である。
9ページ。この2つの目標を実現するために8つの基本方針を設定している。
10ページから17ページ。この8つの基本方針にそれぞれ推進目標を設定している。ここまでは前期から
変更はない。さらに推進目標の下に、多岐にわたる施策を体系的に位置づけている。太枠は重点的に取り組む施策である。そして、この施策については、一部、統合・廃止など、見直しをしたものもあるが、ここまでが10年を見据えた
教育振興ビジョンになる。そして、さらにこの施策ごとに事業を展開しているが、これが
教育振興基本計画であり、今回新たに策定しているものとなる。
では、
教育振興基本計画について、前期と後期で変わった主な点を説明する。
20ページから22ページまでが、新規事業の一覧である。ここで言う新規事業は、22年に策定した前期5年間には記載していなかった事業を、今回、新規事業としてまとめているので、中には既に実施している事業もある。
23ページ。同じような事業で統合させたほうがわかりやすいものについては統合し、取り組みやすくした。また、前期5年で完結した事業もある。23ページから28ページまでにそれらを記載している。
29ページ以降が新しい
後期教育振興基本計画となるが、主な改正点は今、説明したとおりである。
今後の予定だが、12月19日から1月19日までの間でパブリックコメントを行い、寄せられた意見により必要があれば修正を行い、
教育委員会会議の2月定例会で議決を経て計画を決定する予定である。そして、議会へ報告するとともに公表・周知と進めていく予定である。
最後になるが、内容に一部、訂正があったことは、まことに申しわけなかった。本日、改めて正誤表を配付している。内容について1点だけ説明をする。正誤表、一番下の行、143ページ、施策番号731の行をごらんいただきたい。誤りの部分には段落が2つあるが、正しくは最初の段落が削除となり、2番目の段落のみとなるのが正しいものになる。そして、この削除した部分、最初の段落の内容は3行上の行、65ページ施策番号221のほうに再編ということになる。全く同じ文章ではなく、こちらに記載したとおりの内容で加筆となっている。
……………………………………………
[質疑]
◆
金沢和子 委員 5ページの、前期
教育振興基本計画からの
変更点のところの(6)について。古典の日の法制化や救急・救命処置の範囲等の一部などという部分がある。古典の日が法制化をされたのかがよくわからなかった。これはいつぐらい、後期のどこかの時点でということなのか。
◎指導課長 古典の日に関する法律については、平成20年11月1日、源氏物語千年紀
委員会というのが開催された記念式典において、11月1日を古典の日とする宣言がされた。それを受けて、平成24年3月、超党派の国会議員によって、「古典の日」推進議員連盟が発足して、議員立法によって、古典の日に関する法律が24年の9月に施行されている。
◆
金沢和子 委員 勉強になった。
137ページ、ここは後期の計画のうち継続になってるものということで出てると思う。ナンバー5の、事務事業名、空間・プール用水・給食食材の放射線量測定ってあるが、今もやってたと思う。今もやってるのに、なぜか新規って書いてある。これは何かが変わるからと理解をしたが、どう変わるのか。
◎
教育総務課長 冒頭で説明したが、前期5年の計画のときにのせていなかった事業を今回のせて、それが新規事業と今回称しているわけで、今まで行った事業も中にはある。
◆
金沢和子 委員 確かに放射線量の測定の要望が出てくるのは2011の3・11以降だから、現にやっていても計画には入ってなかったということで、新規と。だから、やってることは、これまでどおりの中身が継続してると。事業としては新規だけど、やってる中身はこれまでと同じという理解でよいか。
◎保健体育課長 そのとおりである。
◆
高橋宏 委員 国の計画のほうに、コミュニティースクールの拡大についての記載があるが、こちらのほうには盛り込まれていないのはなぜか。
◎
教育総務課長 本市では、開かれた
学校づくりを推進していくために、校長が必要に応じて、
学校運営に関する
保護者や
地域の方々の意見を聞くための制度である
学校評議員制度を充実させている。これで一定の成果を上げているものと思っているので、現在のところ、コミュニティースクールを導入することは考えていないが、研究をしていきたいとは考えている。よって、現段階ではこの
後期教育振興基本計画には掲載していない。
◆
高橋宏 委員 向こう5年間の計画なので、盛り込んでいただくことを求めておく。
◆
朝倉幹晴 委員 私が十分見れてないのかもしれないけど、この8月に政府が子供の貧困対策の大綱を決定した。子供の貧困の対策の流れで、担当は今は
教育委員会ではないとはいえ、子供全体にかかわる話、
教育全体にかかわる話で学習サポートが始まっている。
学習サポートが福祉局でやってるからなのかもしれないけど、やはり国全体として子供の貧困に取り組んでいくということなので、それに当たる記述が余り、私が見た範囲では見当たらない。そこら辺、例えば、子供の貧困の実態を把握して、せめて研究していくぐらいの内容があってもいいかなと思うが、そこら辺はどうか。
○
委員長(
日色健人) 書いてないと所管がないということで。
◆
朝倉幹晴 委員 答えようがないと。じゃあ
教育長か。
○
委員長(
日色健人) 書いてないと所管がないから誰も答えない。
◎社会
教育課長 計画の45ページをごらんいただきたい。公民館事業として、子供の世代間交流や体験及び子供の学習促進を図る事業ということで、継続事業として載せている。その最後の取り組み内容のところに、
地域で学習支援を行うということで、
子供たちの学習促進を図るための事業をこの施策の中に事業として入れている。
◆
朝倉幹晴 委員 わかった。まあ、全く研究がないわけじゃなくて、この中で検討しているということで、ぜひそれは実質化していっていただきたいと思うが、やはり要望として、全体の流れとして子供の貧困対策というのをもっと位置づけていただければというふうに要望する。
2の理数
教育のところだが、5つぐらい事業があって、そのうち4つが理科で、1つ、数学がチャレンジのやつだけど、もうちょっと数学活動の事業とか、チャレンジのほかにも考えていいんではないかと思う。やはり数学的な発想が大切だと思うので、これ、ほかには考えないのか。
◎指導課長 算数・数学ということだが、総合
教育センターで所管している算数・数学チャレンジふなばし、今、非常にいい形で進んでいて、これ、子供の発想、考え方を非常に生かして発表して、それを評価していくというもので、これは1つ大きく進めたいというところはある。それから、こういう、ある意味で、1つのイベント的なものというのは今のところ考えてないが、理数
教育についての充実というのは非常に重要だと考えているので、これは
学校の授業の中でしっかりと取り組んでいくべきものであろうと考えている。
◆
高木あきら
委員 20ページに、
後期教育振興基本計画新規事業で、友好都市との国際交流における国際理解
教育の充実で、西安市だけしか書いていないが、オーデンセとかヘイワードとかはあれなのか。西安市だけなのか。
◎指導課長 西安市が中心ということで記載をしており、そういう形で考えているところなのだが、ヘイワード、オーデンセについては、作品の交流、それから文通等、今、取り組んでいるところがあるが、実はまあ、なかなか、これ、うまくいっていない現状がある。西安市の場合は人的な交流があるので、西安市の方とお互いに共通の土台があるので、そういう中で交流が進められるだが、なかなかオーデンセ、ヘイワードについては、実は
生徒に文通をしてみましょうねというような話をしても、じゃあ何を書くんですかというようなところがあったり、そういうところがあるのでなかなか難しいが、今後ちょっと考えられるのは、インターネットでの、お互いに生活の様子とか意見交換ができるんじゃないかというようなところがあって、そういう活動を少し組み入れている、進めようとしている
学校があるので、そういう形では進められるかなというふうに考えているところである。
◆
高木あきら
委員 そういう意味で、東京オリンピックとか、これからやっぱり、いろんな国とのつながり。だから、今まで余り一生懸命やってないからここに書けなかったということのような気がするので、やっぱりそういうつながりを、友好都市ということだから、ヘイワード、オーデンセに対してもやっぱりそういった、西安に近いような形で人的につながるようなことを、逆に言えば今後考えていくのが大事じゃないかと。まあ、現状は、今、課長が言ったような現状だから、こういうふうにしか書かなかったと思うが、そうじゃない形にやっていってもらいたいということだけを言う。
◎
教育総務課長 今の件だが、45ページをごらんいただきたい。45ページのナンバー5、青少年海外派遣事業ということで、取り組み内容の3行目に、青少年姉妹友好都市の派遣についてとあって、こういうところでも友好都市のほうに交流というのはある。
◆
高木あきら
委員 でも、趣旨が、これ、違うんじゃないの。後ろに書いてあるからどうこうっていうの、そんなもんじゃないでしょう。
○
委員長(
日色健人) 高木
委員、もう一回発言されるか。
◆
高木あきら
委員 そういうことを言ってんじゃない。そういうもんじゃないでしょということを僕は言いたい。ここに書いてある──だったら、ちゃんと前に書いときゃいいじゃん。そんな、言いわけ的なことを言うんだったら。
◆杉川浩
委員 23ページの一覧の中の、後記施策の理由のところに、完結と書いてあるところが多い。完結は、前期5年間で目標達成という捉え方でよいのか。
◎
教育総務課長 そのとおりである。
○
委員長(
日色健人) 続いて発言求める。いかがか。よろしいか。
それでは質疑を終結する。
以上で本件を終了する。
15時05分休憩
──────────────────
15時09分開議
△
船橋市生涯
スポーツ推進計画(素案)について
[報告]
◎生涯学習部長 前回の3定の
文教委員会において、
船橋市生涯
スポーツ推進計画の骨子を説明した。本日、その素案を、まとまったので報告する。内容については、生涯スポーツ課長から説明する。
◎生涯スポーツ課長 素案の中の、第1章、基本事項というところを開いていただきたい。1ページになる。
この計画については、平成27年度から31年度までの5年間を予定している。
計画に当たっては、平成23年8月にスポーツ基本法が全面改定された。それを受けて、その中に、地方公共団体の計画の責務が載っている。それらを踏まえて、他の計画、先ほど説明した
教育振興基本計画等踏まえて、今回、その計画を作成した。
1番目に基本方針ということで、目指すべき姿ということで、市民一人一人がそれぞれのライフステージに応じて、いつでもどこでも気楽に楽しく参加できるスポーツ・レクリエーション活動の場として機会が提供される状態というふうに基本方針を定める。それに向かって基本施策の方針としては、多様化する市民スポーツのレクリエーションの活動に対応するため、推進体制や基盤整備・充実を図ると位置づけをしている。
2ページ目、今回、計画の体系を定めて、先ほど言った目指すべき姿、それから施策の方向性、それをもう少し具体的にそれぞれ定めて、さらにそれを右側の事業のほうへと、一覧表にしている。今回、前回の計画と追加事業ということになると、例えば、第1部、人づくりの次の3番目、(3)の健康・体力づくり環境整備の、右側のBの健康・体力づくりの充実の、さらに右側の「事業」というところで、ここに新たに、公園を活用した健康づくりの事業の検討というのを載せた。それから先ほど、
教育の計画の中でも既に行われている事業があった。それが、その横にある、事業3の親子のふれあい
教室の開催、それから事業4で市立
船橋高等
学校との連携、これが前の計画には載っていなかったが、既に事業としてやっていたことなので、ここに載せた。それから、新規として載せたのは、2番目の機会づくりの第2部のところで、一番上の(1)生涯スポーツ・レクリエーション活動の機会の充実、さらにその右側のCのスポーツ事業への協力と連携というところで、ここに国・県の実施する大会、スポーツ事業の協力というところを新規として載せている。
それから、同じく機会づくりの場の一番下の(5)障害のある人のスポーツ・レクリエーション活動への参加の促進の、C競技性の高い障害者スポーツの支援、ここに新規事業ということで、競技性の高い障害者スポーツの支援の方法の検討と。これについては、今まで厚生労働省で管轄していたけれども、平成26年度から文部科学省のほうに移管された。で、このところを検討、後ろのほうに事業を載せているから、今後検討していくということで載せた。
それからもう1つは、場づくりというところで、一番下の(3)の民間スポーツ・レクリエーション施設、
地域における大学等の連携・協力、その右側のところの右側の事業3、
地域にある大学との連携、これは今まで市内にあるし東邦もあるが、今まで連携をしてこなかった。やはり産学という
地域資源があるので、これもこの計画の中で検討していこうと。何ができるかちょっとわからないけれども、とりあえずやっていこうというところが、前回の計画と違う主な点になる。
……………………………………………
[質疑]
◆
金沢和子 委員 素案が計画としてまとまるのがいつぐらいかという日程も聞いてたとは思うが、今後の日程を教えてもらいたい。
◎生涯スポーツ課長 来年の1月6日からパブリックコメントをやる予定である。おおむね1カ月。その意見を踏まえて、また
教育委員会のほうに報告をするとともに、議会の報告等をして、27年の4月から予定している。
◆
金沢和子 委員 視察に行ったときも、ちょっと気になって伺ったことがあったが、4月にこの計画が実際に始まるという中で、今、
船橋市内でスポーツ施設に対する要望というのが非常に強くなっているかと思う。推進計画というと実施計画とは違って、かなりざっくりしたものになるとは思うが、いろんなものでグラウンドが足りないという要望なんかが出てきていると思うが、具体的に、来年の4月以降から何年度までにどのぐらいのものをつくるというのは、この推進計画の中に入るものか。それとも、今後、別な計画でまた決めていくことになるのか。
◎生涯スポーツ課長 この計画の中に載せてある。25ページのほうに、スポーツ・レクリエーション施設の整備ということを載せている。
◆
金沢和子 委員 だから、今後、施設を、方向性が書いてあって、例えば現状がどうなっていて──これは、何年から何年の計画になるか。
◎生涯スポーツ課長 27年から31。
◆
金沢和子 委員 31年の間に、どのぐらいの施設を何カ所つくるという、具体的というか、何年度にどこまでどのぐらいやるというのは、ここではないところに出てくるのか。実施計画みたいな部分である。細かい数字で上がってくるのは、ここじゃないという理解でいいか。
◎生涯スポーツ課長 基本的にはこの中に載せてあるが、具体的に別建てして計画を進めるというのは、なかなか難しいものがある。現在、後期基本計画の中で、27を目指すということをのせている。来年度以降については、1つは行田ができる。もう1点は、高瀬下水のほうで、ことし、実施計画の予算をもらっている。それと、まちかどスポーツ広場で、今、予算の要求をして、もしそれが通れば、来年、そこはまた少しずつ進めていくのかなと。いずれにしても、施設少ないのを承知しているので、目標は31年の5年間の中ではあるが、引き続き用地については、努力、施設確保、努力していくつもりでいる。
◆
高橋宏 委員 学校体育施設の開放のところで、市民の方が県立高校とかって使えたりするのか。
◎生涯スポーツ課長 高校においても
学校開放、やっている。
◆つまがり俊明
委員 オリンピックに向けて5年間というのは大変大事な期間だと思うが、どこに言及されているか。
◎生涯スポーツ課長 20ページの2の「現状と今後の方向性」の中に載せている。現在、本会場ができるかちょっとわからないけれども、県を通じて、
船橋市としても、少なくとも練習会場ということで候補は挙げている。なので、この計画の中にはこれを盛り込もうということをしている。
◆つまがり俊明
委員 計画のつくり方の中での違和感だが、競技スポーツの充実の中に、大規模大会の開催協力──まあオリンピックということだよね。オリンピックというのは、もっとやっぱりスポーツの祭典なので、もう少し何か高い概念、全体で、別に計画の中で。後から多分、出てきた話なので、なかなかだとは思うが、やっぱり計画全体に私は影響が出てくる話だと思うので、もう少しそのあたりを、計画云々というよりは、しっかりと織り込んでもらって、計画を推進していただきたいなと思っている。で、あわせてラクビーのワールドカップもあるので、そのこともお忘れなくお願いする。
◆杉川浩
委員 25ページの施設の整備・充実のところだが、そこの現状と今後の方向性のところに、老朽箇所の整備を安全に配慮し進めていくということなのだが、これ、現状の施設の老朽した部分を改修しながら進めていくということだけの話か。
◎生涯スポーツ課長 現在の施設については、建設日から大分たっている。だから、それの見直しということで老朽化については当然やっていかなくちゃいけない部分と、新しい施設においても、年数はたっている。だからそこら辺の部分もあわせてということで考えている。
◆杉川浩
委員 既存の施設の中でも老朽化しているところは当然直していかなければいけないんだけれども、すごい不足している部分がたくさんある、利用するに当たって。そういう意味で、充実という言葉がここに載っている以上、やっぱり修理個所を直すだけという捉え方ではなくて、もっと使いやすくするというような意識を、この文言に入れたほうがいいんじゃないかなと思うが。
◎生涯スポーツ課長 わかった。
○
委員長(
日色健人) 続いて発言求める。いかがか。よろしいか。
それでは、本件について本日の質疑は終結する。
以上で本件を終了する。
─────────────────
○
委員長(
日色健人) 他に何かあるか。本日予定した議題、それから報告案件は終わったけれども。よろしいか。
[「はい」と呼ぶ者あり]
─────────────────
○
委員長(
日色健人) なければ、以上で
文教委員会を散会する。
─────────────────
15時22分散会
[出席
委員]
委員長 日色健人(市政会)
副
委員長 つまがり俊明(凛(りん))
委員 杉川浩(
自由民主党・
無所属の会)
中村実(
自由民主党・
無所属の会)
高木あきら(
公明党)
金沢和子(
日本共産党)
七戸俊治(
自由民主党)
朝倉幹晴(市民社会ネット)
斉藤誠(民主党)
高橋宏(
無所属)
[説明のため出席した者]
松本
教育長
松田
教育次長
金子管理部長
度会
教育総務課長
廣瀬財務課長
小川施設課長
古橋
学校教育部長
棚田
学務課長
松本指導課長
向笠保健体育課長
赤熊総合
教育センター長
瀬上生涯学習部長
小川社会
教育課長
田久保文化課長
鈴木青少年課長
石井生涯スポーツ課長
塙中央公民館長
三浦中央図書館長
相川文化ホール館長
大月青少年センター長
浅野市立
船橋高校事務長
前澤郷土資料館長
羽賀契約課長
井上建築課長
古市技術管理課長
他主幹・補佐
[議会事務局出席職員]
櫻井議事課副主査
委員会担当書記 畔柳議事課副主査
坂田議事課主事...